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ピチピチ取れたて

生きてます。ネタが無いだけです。
杉井光の本ラッシュを買い漁りつつ、久しぶりに『さよならピアノソナタ』を読み返したらうーんなんというか、
他のシリーズより圧倒的に面白いなーと思ってしまったりする毎日ですの事よ。

ピアノソナタは外形が萌え豚御用達のハーレム物にも関わらず中身がこー、なんつーか青春エンタとして随所に
ガリガリっと盛り上がる場面がある所が非常に俺好みなのです。杉井光本は全シリーズ買っていますが、うーん正直言って
ピアノソナタ(完結しちゃったけど)>(越えられない壁)>神メモ>(名作の壁)>その他
といった感じで、自分にとってはピアノソナタと神メモ以外は並面白いの範疇を大幅にぶっちぎるようなものでは
無いっつーのが正直な所であります。新刊の『花咲ける~』はキャッチーさ的にK点越え来るかーと期待したんですが、
うーん、まあ、普通。

今月は期待値の高い本が多かったり、旅行に行くために本を買い込んだりしたせいで割と活字三昧の日々だったの
ですが、思いの外ベストな面白さの本には出会えなかった感じがちょっとしょんぼりです。家の近くの最大手書店で
あまりメディアワークス文庫が置かれていないため、取りこぼしが結構あったのを旅行先で回収出来たのは収穫でしたが、
良質な青春エンタに出会いたいものです。というか結局、自分が年とって嗜好が一般的ラノベのストライクゾーンを
外して来てるのが問題なんだろうなあとは思うのですが、一般向け青春エンタを掘り当てるのに難儀している昨今です。
『武士道シックスティーン』シリーズはスマッシュヒットだったと思うんですが、うーん。
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by mavchizawa | 2011-02-26 17:59 | 活字

ピンクぱんつぁー

●池田です。相変わらず電撃の新刊を買っていますがそんなにオモロくないものを評価(って程でもないか)
するのに時間を割くのはダルいのでさらっと流し流し。


・アクセル6
面白い事思いついたから後付けで世界観広げてみたら矛盾臭がしたりするけど燃え展開だから恥ずかしくないもん!
という良く言えば柔軟、悪く言えばいい加減な川原節は健在です。
話のろり構成が自分好みだっただけなのかちょっと上手くまとまってたから分かりませんが、アクセルシリーズの
中では割と盛り上がってまいりましたーって感じのヒキで不足無く面白く読めましたとさ。

しかし後書きで作者自身が『風呂敷畳むのが苦手だからアクセルも僕たちの戦いはこれからだENDだと思う』とか
萎える事書いてたので、かなりゲンナリした今日このごろでした。池田はきちっと幕が引ける作家を応援しています。


・ヴァンプV
読書中。この人の本はなんか途中で投げたくなるんだけど、出たら出たで買いたくなる不思議な感じです。
旅行とか行列用に消費する事が多いのでどっかで並んでこようかと。


●後何冊か買おうか悩んだりもしたんだけど家に古本屋とかで買った本が若干残ってた気がするのでそっちを
読み終えてから買おうかと放置放置。古本屋では『パイロットフィッシュ』(大崎 善生)なんかを100円で
購入した訳ですが、うーんいかにもって感じの大人文庫。100円にしては十分すぎるくらい面白かったです。
村上春樹っぽい? うーん透明感とセックスとやれやれと抽象ENDだとみんなそんな風に感じちゃう池田でした。


●どーでもいい余談なのですが『ぼくらの7日間戦争』なるシリーズがありまして。
要するに生徒が学校の体制やらわからずやの親に対して反旗を翻す痛快エンターテイメント小説……? って
感じのものなんですが、中学時代にたまたまコレを読んで結構面白かった記憶があるんですけんども、最近
投げ売りされてるコレを読み返してみたらむしろ教師側に同情したくなるというか生徒DQNじゃね? みたいな
受け止め方をするようになってしまっている自分がいて、あー大人になっちまったんだなあ、と。

まあ池田の年寄り化なんてのはどーでもいい事でして、コレを書いてる作者の人は結構いい年な筈なんですが、
その年になってまで子供が共感出来る、子供ルールな価値観を持ってたっつーのは凄い事だったんだなあと
大人になってわかる今日この頃でしたの事よ。大人が読み返すのは特にオススメしませんが、高校生くらいまでなら
読んでみて悪くない本だと思います。
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by mavchizawa | 2010-10-11 10:47 | 活字

よみよみ

そーいえばくりゅ先生と前に速読ネタで話したなーってことで読書速度判定ソフト。

やってみたんだけど、通常モードでざーっと流して読んでる時は2000字/分を超えるんだけど、少し真面目に
文を追おうとすると1400字/分前後に収束する感じです。なんつーかなあ、

『小学校に居る時、学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある』

って一文があったとして、一瞬ぱっと見て小学校・二階飛び降り・腰・って認識しながら次の一文を見てるって
感じの読み方なので、『小学校にいる時/いる時分/居る時』のどれが正しい原文だったでしょーかって聞かれると
全くわからないんだけど、話の流れを追うするのには過不足無い、みたいな感じの読み方なんですわな。

だから、作家が一言一言の選択にどれだけ気を配っているかの面白さを理解する、というのはおもしれーとか、
何かしら引っかかった本をのんびり読み返す時限定でやってる感じで、あんまり読書偏差値は高くないです。
まあ自分娯楽として活字を読むだけなので、誰に否定されようとこのスタンスが変わるわけでもないんですが、
別に数読んだり早く読んだり出来るから偉いなんつーことは無いんだよって話。

以上、久しぶりに『終わりのクロニクル』を超ゆっくり読んで途中で何度も寝落ちしたりしてるんですが、一文一文を
咀嚼しながら読むってのも、これはこれで大事な事だと久しぶりに思った池田がお送りしました。おもすれー。


●余談ですが、そこら辺『文学少女』シリーズは良くも悪くもブンガクに対する啓蒙の仕方がうまいっつーか、
あらすじをペラっと拾うだけが本の価値ではないっつー事を上手に表現しているので、そういう読み方があまり
得意ではない池田ですが、まあ活字スキーなら無視できない本だと思います。


●それこそ学生時代の講義なんかで心に残ってるのが、例えば『伊豆の踊子』についての論であらすじを説明して
感動したって書くだけなら、別に映画版伊豆の踊子でもウィキペディアであらすじ見るだけでも書けるじゃないかと。
じゃあそれらと原本の何が違うかっつったら、修辞法であり、語句という形での選択であり、文字媒体でしか
出来ない表現部分だろ、みたいな話だったりする訳で。


●そんな背景があったりそんな背景をスルーしてテキトーに書いたりで池田のブログは成り立っています。


●んで。


●田中哲弥の講談社BOXの猟奇? ものを購入しましたが、あー俺ダメこれ、グロ系厳しいっす。
一応最後の1編以外は読んだのですが、文章力の高さはさておき胸糞悪くなる以外に効能が思いつきませんでした。
ホント、歪んだ主観を当たり前のように描くので引き込まれるんですが、引き込まれるだけに尚更キツいです。

心を動かした量は今年のトップクラスなんですが、田中哲弥の本は帯をきちんと確認して、エンターテイメント物
だった時だけ買おうと心に決めた今日この頃でした。不条理世界とか猟奇が楽しめる人はどうぞ。


●『俺のコンビニ』は……まあ、普通に面白めだけど盛り上がりは少ないかな。
一作目の鉄オタと主人公の話は青春エンタでもなんでも無かったので、話の筋として全然楽しくありませんでしたが
今回は女の子多めな分大分華やかです。しかしこの人恋愛を話のメイン要素に絡ませねーからなんだかなーって感じ。
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by mavchizawa | 2010-10-06 14:19 | 活字

ぱんつぱんつぱんつ!

池田です。忙しいのでsage進行です。ニコ動の無料配信の影響で最近ストライクウィッチーズ2にハマりかけているんですが、
はいロクに見もしないで馬鹿にしてすみませんでした6話神でした。1は正直脚本がパっとしない感じですが、2は一々面白いです。


●フルメタ最終巻
はいこれまた最終巻も普通に風呂敷畳むだけだろあぁん? とか書いてすいませんでした。ラスト進行入ってから一番
面白いストーリーだったと思います。最終巻が一番面白いってーのは良い事ですやね。


その他、みかちんがお勧めしていた『いちご同盟』を読んでみたり(若い頃に読んでいればもっと楽しめたと思いますが
今の自分だとちょっと郷愁な感じ)、『とある飛空士~』の新刊を読んでみたり(次で完結との事で、レーベル人気作なのに
冗長にせずスパっとまとめていく感じに好感が持てます)と活字三昧模型マシマシな生活を送っています。今俺様ちゃんがROから
離れている理由もその辺にあって、ROは楽しもうとすれば割と楽しいんですが、真面目にやっちゃうとそれだけで自由時間が
占領されてしまうというか、生活の中心がROになってしまうので、お手軽で安価な趣味だとは思いますが、R化して
個人的モチベーションが下がったのを機会として、他の事もやってみようかなって今日このごろです。

そのうち別キャラとか、それこそ良くも悪くも一部に名が通ってしまったsesででは無く、別鯖の非Gvギルドにでも入って
ぬるっとROを楽しんでみたい(※直結的な意味で)って気分は無いわけでもないんですが、今はもーちょっとお休みしていようと思います。
そのうち残ってるワンデイとかで南にGv傭兵として転がるかもしれないので、害虫でも良いって方は拾ってくださいね!
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by mavchizawa | 2010-08-22 13:57 | 活字

オススメ(ライト)ノベル一覧

手があいたので、新旧ラノベハードカバー等関係なく活字で自分が心底この本と出会えて良かったと思う、あるいは
過去に思った作品、作者なんかを徒然五十音不同、出来る限りオススメ順で書きだしてみるテスト。目指せ超長文。


●川上稔作品(全部)
信者としていつもいつもいつも推してるから詳細はいいよね!
エンターテイメント的な楽しさと、『世界』の構築・描写力の高さが両立してて、浅く読んでも深く読んでも多分
楽しめる良書だと思います。アク強めの都市シリーズ、円熟のアヘッド・クロニクルと考えて選べば良いかと。


●西尾維新作品(化物語>戯言本編)
戯言は5作目くらいまでの、あー上手に言語化出来ないんですがヒーローではない主人公のかっちょ良さと世界観の無情さ
のバランスが超好きでした。イチオシは奈須節の影響が文体に強い気がするけど燃えて萌える2巻。
それ以降の(一応の)ミステリー色が薄れてトンデモ人間博覧会になっていく様は、人間シリーズやりすかや刀語に
近しい感じを受けるので、それが本来の西尾カラーなのかなと思いますが俺は好きではありません。

そんな感じでシリーズ毎の作風の違いが強く好みが分かれると思うので、1シリーズを試してこんなもんかーと
諦めるのは勿体ない人だと思います。池田は刀物語全巻古本屋に売っぱらったりしてますが、一応殆ど読んではいますよ。


●虚淵玄作品(Fate/zero)
アニメ・ゲームのノベライズ化ってーのは往々にして駄作が多いから活字読みの人は敬遠しがちだけどコレはガチ。
Fateの世界観という制約が逆に良かったのか、虚淵文体のダークヒロイズム(造語)みたいな部分が強めに出て
虚淵のゲロ度やや抑えめの万人寄りバランスだと思います。ISBNコードがついてないから書店に流通はしてないけど
全国的にはアニメイトで買えると思います。後は秋葉行くか通販しとけ。

ガガガ文庫から出てる『アイゼンフリューゲル』・『ブラックラグーン』なんかはハードボイルド調の作品で、
筆致としては相変わらずだし他に出たら買うけど、そこまで神作とか言う程自分はハマりはしませんでした。



●秋山瑞人作品(全部)
畳みかけるような地の文とミリ描写に定評がある作家さん。
直下のエントリでも書いたけどミリタリー色が強い作風が好きなら『EGコンバット』、ボーイミーツセカイ系が
たまらんのなら一世を風靡した『イリアの空、UFOの夏』を選べば良いと思います。
次点には『ミナミノミナミノ』なんかも悪くないんだけどイリアの柳の下乱獲臭が強すぎるので、大人だったら『猫の地球儀』か
『鉄コミュニケイション』をオススメします。ラノベ好きならミナミノで良いと思う。

余談だけど電撃作家の上野なんとかって人の『彼女は帰星子女』なんかは超この人の文体の影響を受けてるというか
電撃特有の柳の下のウナギ乱獲狙いの作風だったと思います。


●時雨沢恵一作品(アリソン)
有名どころ『キノの旅』ほどシニカルではなく、冒険譚とボーイミーツ的楽しさのバランスが秀逸だという点で池田イチオシ。
後日談的スピンオフ作品リリトレとかメグセロも無難に楽しいと思うけど、自分はアリソン本編だけズパ抜けて
好印象に思ってるのは、読んだのが青春期だからとかそういう時節柄の問題なのかもしれません。
アニメ化とかもされちゃったけど余計な情報仕入れずアリソンまず読んどけ、って気分。


●有川浩作品(全部)
ミリタリー色の強い図書館戦争シリーズ・自衛隊三部作なんかを筆頭に、恋愛要素マシマシカラメの話を描く作家さん。
電撃から出た初代『塩の街』は絵とも相俟ってラノベラノベした凡作とも見えるけど、ラノベ用に編集された部分を
リメイクしたハードカバー番『塩の街』から本領発揮って感じで、対象年齢的にやや高い層にベストマッチだと思います。

買うなら角川から再文庫化された『塩の街』から始まる自衛隊3部作か、図書館戦争シリーズか、どちらにしても
読み易い本なので、現実的なシビアさと甘々なデザートが食べたい人にはオススメです。
この人の著書は(多分)全部揃えていますが、とりたてて外れを引いた事がないと思える安定感は凄いかもかも。


●森博嗣作品(S&Mシリーズ・四季シリーズ)
作風を変え・シリーズを変え色々描いてる作家さんだけど、デビュー作『すべてがFになる』より始まる
犀川先生と西之園さんの活躍するミステリー……なんだけど俺は恋愛物としてフツーに見ちゃいますが一番好き、
というかコレとそのスピンオフの四季シリーズと短編集以外は、すぱっとした発想の飛躍とか才能は感じるにしても
好みという問題であんまり好きではないので買ってなかったりします。

余談だけどこの作品、浅田寅ヲによる漫画化もされていてそれまた秀逸なので是非。


●京極夏彦作品(百鬼夜行シリーズ)
ここまで書いてて思うけど、俺がベストって言う作品って05年~10年くらいに刊行されているものが非常に多いね。
京極作品は分厚い・古典的文体に見える(あー専門知識無いので何て表現すればいいのか語彙がありません、まあ
1ページ読んでみればわかる)とか、とっつきにくさを感じる人も多いかと思うけど、ミステリー・オカルト・ホラーの
どれともいえない、(主人公視点的に)幻想的とも言える不思議感はハマると抜けだせない中毒性があると思います。

何となく、1作ごとにオカルト要素が強かったり、ホラー(猟奇)要素が強かったりと毛色を微調整している感も
ある気がしたりしなかったりしますが、一番オススメするとしたら……一番趣味の悪い『魍魎の匣』かなあ。


●奈須きのこ作品(DDDシリーズ)
空の境界は池田あんまり好きじゃないんです。自分はあんまり奈須きのこ作品(に限らずとも)のグロキチ描写と親和性が
高くないみたいで、月姫の第一印象なんか「好きなものを好き勝手描いてる(良くも悪くも)すげー自己満足臭い作品だなー」
って感じだったので、初代月姫と同時代作の空の境界はまだまだそんな感じでペペペなのです。

自分は歌月十夜の構造のかっちょ良さと「終わりかけの夏」感にシビれて月厨と化した変態なので、DDDの1巻は
正直割とどーでもいいって評価だったんですが、2巻はめちゃくちゃ面白かったと思います。2巻オススメ。


●高畑京一郎作品(タイムリープ)
電撃ハードカバー初期に刊行されたタイムスリップ例によってボーイミーツ少女ものの名作。
伏線が綺麗にハマっていく様と若松△っぷりが半端無く面白い。普通に読んだ後時系列をメモってみて若松視点で見てみたりとか
マニアな楽しみ方も面白いやも。後に電撃文庫版も出てるけど、加筆シーンがが超ウルトラ蛇足でマジそこだけ読まないで破って
ゴミ箱にポイした方が良いと思うレベルなので、そこを読まずに破るかハードカバー版を探す事をオススメします。

デビュー作クリスクロスは1990年代には珍しかったデスゲーム物のMMO小説だけど、まあ自分はそこまで面白いとは
思わなかったのであんまオススメしません。『ダブル・キャスト』も佳作だとは思うけどそこまでハマらなかったし、
その後の別シリーズも正直もういいかなって気になっちゃう程度にしか愛着がない作者さんですが、タイムリープだけは
今でもガチでオススメ出来る一冊です。



●気が向いたら追記…する気力が出る日は来るのかなあ、別エントリになりそうな予感。

<スペオペ系>
秋山完作品・野尻作品・笹本作品・星くず英雄伝・星界シリーズ

<パンク系?狂気系?語彙がなっしん>
ダブルブリッド・電波的な彼女・ブラッドジャケット

<冒険系>
ダディフェイス(2巻>

<ファンタジー系>
オーフェン・ウィザーズブレイン(初期)・SAO・とある飛行士~(よりはリヴァイアタン)・狼と香辛料・キーリ・
禁書・天剣王器・風の歌 星の道・ミミズクと夜の王・捨てプリ(微妙)・ダンシングウィズザデビルス

<現代系>
グラスハート・さよならピアノソナタ・文学少女・電波女・上等シリーズ・ぴよぴよキングダム・鳥籠荘・フルメタ・
ブギーポップ(歪曲王まで)・半月・ムシウタよりは小閑の挑戦者(だっけ)・大久保町・俺達に鰓はない・
暗闇にヤギを探して・武士道セブンティーン・夜は短し歩けよ乙女・フライ・ダディ・フライ・ノルウェイの森・
愛と幻想のファシズム・テロリストのパラソル・恩田陸作品・福井作品・悪魔のミカタ・さよならトロイメライ・
クレイジーフラミンゴの秋・成田作品・清水マリコでなんか1つ

<(架空)歴史系>
深山くのえ作品・七姫物語

<タイムスリップ系>
時空のクロスロード

<戦争系>
フルメタ・All You Need Is KILL・戦闘装甲猟兵の哀歌

<不思議系>
人類は衰退しました


しかしおもしろかったですたのしかったです、しか書けて無くて全然ダメだなあ。
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by mavchizawa | 2010-08-14 16:00 | 活字

本雑感

本(ラノベ)に限った話でも無いと思うのですが、情報媒体っつーものはコレ良作アレ駄作というアンケートを取れば
有る程度の傾向は出ると思うんですが、本当にそれを良いと思えるかどーかなんていうのは個人の嗜好や過去の経験に
拠るので、変にこだわってオススメしようとすると難しい部分は出てくるなー、とくりゅ先生の活字媒体進出を見て思いました。

例えばもはや懐ゲーと化している気がしますが、えろげーの『snow』は一般にkey作品のパク……模倣を行った作品
として割と低く評価されていると思いますが、key作品に触れた事の無い人が最初にコレをやったら恐らくそれなりに
良作と評価するでしょうし、逆にその後やったkey作品を一段低く思い入れるんじゃないかなーっつー事。

あと、何度かブログでもボヤいていますが、自分がラノベを比較的なんでも楽しく読んでいたのは5年くらい前までで
最近は信者的にイチオシー! って作品はかなり少ないのでオススメ出来ないというか、ハネゲさんみたいな本読み歴の
長い人なら『古本屋で見つけたら買ってみてねストック』として教える事も出来るんですが、一般的な大手本屋で
本棚に並ばなくなってるシリーズ物をとっかかりとして紹介するのは微妙だなあ、みたいな。


といいつつ大雑把にくりゅ先生が喜ぶような戦闘シーンがある小説を考えてみた。

●EGコンバット(1-3):秋山瑞人
秋山作品の戦闘シーンの脳汁ドバドバっぷりは何だかんだでガチだと思う。
未完なのと最近干されてるから店頭に残ってるかが怪しいのが難点だけど、代表作イリアの空より自分はオススメ。
新古書店では出回ってると思う。秋山作品に大外れは無いので猫の天球儀とか鉄コミュニケイションとかもナイス。


●魔術士オーフェンはぐれ旅(20巻):秋田禎信
前10巻がスレイヤーズの柳の下の二匹目のどじょう的コンセプトが顕著なコメディ寄りタッチ、後10巻が
作者の本領って感じのシリアス寄りタッチとカラーが変わる所に評価が分かれたりするけど、うーんなんつーんだろ
描写力は高いと思うし戦闘シーンはかっちょいいので有る程度読み進めて欲しい感じの作品。ただ若年層向けかなあ。
『無謀編』は富士見文庫お約束の単なるコメディ外伝なので、シリーズにハマりでもしない限り触らないで良いと思います。
これまた新古書店以外からは消えて久しいかもしれません。


●皇国の守護者(9巻):佐藤大輔
漫画版しか読んでないってくりゅ先生は言ってたけど、なんだかんだで原作も最高におもろい。
未完星人だけど、一応コレで打ち切りエンドだと思えば割り切れるような部分で9巻が片付いてるし、上2作や
ソードアートみたいなヒロイックな戦闘シーンではなく戦争描写がされてるだけだけど、だがそれがいい、みたいな。
上2つにも増して(古本屋も含め)置いてないトコには全く置いてないけど、入れ替わりのニブい新書である事が
幸いしてか、マニアックな本屋ならシリーズ丸ごと生き残ってたりもするので探してみるのも有りかと思います。


全部入手難なのがアレだけどこんなもんだと思うよ!
厚いクセがある濃いとか極端でもいいなら信者としては川上稔のアヘッドシリーズかクロニクルシリーズを勧めるけど、
(アヘッドは大規模戦が多いので導入としてはクロニクルから入るのがお勧め)こっちは恐らく書店の本棚でも買えると
思うけど、うーん、まあホント厚いからなあ。

そしてブログ読者層は誰も知らない危険があると思うけど、若木未生の『グラスハート』シリーズの前4巻くらいは
作者の若さと音楽への熱量が奇跡的に釣り合ったガチ神バンド小説だと思うので、古本屋で見かけた人は是非購入をお勧めします。
ググったらなんか最近出版社を変えて最終巻まで出たとか、再装丁されて最初2巻くらいが出てるとかいう話なので、
そこ狙えば手に入れやすい……のかなあ。
まあ、自分の感想としては神なのは序盤だけで、そこから間を空けて刊行された続刊は正直ああ年とっちゃったんだなあ
って感じでうーん、変わらず良作だとは思いますが神はどこかに行ってしまったんだなーと感じます。
才能ってマジ時間制限。
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by mavchizawa | 2010-08-11 16:22 | 活字

疲れ気味だよパトラッシュ

●5日に電撃新刊をフラゲしました。お盆前は早いですのう。

>とある魔術のアレ
前にどっかのエントリで、上条説教カタルシスストーリーで、上条さんの手が届く(※物理的な意味含めて)一話完結していた
閉じた系の話のうちは楽しかったけど、群像劇化して楽しさが減ったね、まあ風呂敷畳む方向に行ってるから期待するかと書きました。

が、

今回は所謂上中下巻の中巻構成だったようで、畳む方向にいっただけで畳み終わる訳でも無く、池田的には相変わらず
クるものを感じなかったというか、なんかもー禁書は定期購読辞めて、完結した時最終巻だけ眺めればいいかなって気分が
ヒシヒシとしてきました。まあ、買って損したとまでは思わないし、美琴スキーだし、次巻がロシア編最終巻なら一応買うだろーとは
思いますが、自分にとってのリアルバウトハイスクールみたいに、完結したら最終巻だけ読んで満足する本になりそうでやや不安。



>ソードアートオンライン5巻
川原作品を商業的アテ書きだとか何とか割と酷評気味のスタンスでケチつけてる池田ですが、なんか今回はやたらとスコンと
読めちゃって、あらやだ奥様楽しいじゃないですかって気分になりました。オススメせざるを得ない。

アクセルワールドはコンプレックスを持つ主人公がカタルシスでアチョーな話なのですが、伏線は色々付けてあるとはいえ
主人公のネガ部分に対する周囲のポジ要素が強すぎてご都合臭がキツく感じられる分ソードアートオンラインより苦手な感じです。



>くろのなんとかさん
壁井ユカコ作品ですが、好みの問題でしょうがこの人の本は自分的に合う合わないが激しいのでウォッチ中な感じ。
なんだかんだでキーリは名作だと思うし、鳥籠荘は佳作だと思うのですが、自分の好み的にはそこまでいかない気がします。
この人は少女描かせると強いですよね。


夏休み(殆どないけど)はブックオフで適当なラノベではない小説を乱獲してこようかと思っている今日この頃です。
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by mavchizawa | 2010-08-08 11:45 | 活字

6/13GvG

お通夜状態のROブログが相次ぐ中、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 池田は夏が近づいてきて元気ニョキニョキです。


●エヴァ新劇場版(のDVD)を初めて見た今日この頃
おいしかったです。どーせ観念系エログロでキモオタ大喜びなんだろあぁんとか思っててごめんなさい。


●電撃の新刊
今回のホライゾンはあんまり厚くないなーと思ったら上中下構成と知ってOH!
来月も川上稔の新刊が読める幸せ。

というか来月順当に行けば化DVD・西尾新刊・川上稔新刊ととても池田的に幸せな月になりそうです。
アクセルワールドは、というか川原礫作品は前にも書いた気がするけどネットで大人気! みたいなキャッチコピーで
売りだしてる割に中身は売れ線定番な流れにキャラをアテ書きしてる非常に商業的な作風で、うーん、好きではあるんだけど
もう一化けして欲しいなーと思います。


●今週のGvG。
頑張る予定なのですがー、ハヤブサたんの生放送が10時からだから早めにログインしておかないとなーとか
正直今のテンションだとそっち優先しちゃいそうな気分でもあります。

俺3PCでニコ生と和歌山大とNASAの生放送見るんだ……。


●GvGでした。もうゴールしてもいいよね! 
暁vsEDPをウォッチングしつつ潜伏ダメ、絶対! と阿修羅を食らってお帰りなさいの日々でした。
幾つか潜伏のネタを仕込んだりもしたのですが、やはり間が合わず没。
EvaのN1に潜ろうとしたら半分もぐれつつ残りタイム5分切ったのに3バリケ前で守られては何もできませんでしたー爆死!


●といった感じでハヤブサ生放送にも出遅れたりしましたが、死ぬ気でウィンウィンしたらなんとか落下直前に視聴成功。
Gv生でもやろうかなーとプレミアム会員になっていた事をこれほど感謝した瞬間は無かったんじゃないかと思います。

おかえりなさいはやぶさをして満足な池田がお送りしましたよー。
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by mavchizawa | 2010-06-13 11:25 | 活字

故に、生涯に彼女はなく。 その体はきっとエロゲで出来ていた。

●虚淵玄のアイゼンフリューゲル(ガガガ文庫)読破。
ファントムヴェドゴニアにはあんまり心酔しなかった派池田ですが、フェイトゼロは池田ベスト10くらいに入りそうなくらい
ベタ惚れしていてゲームテキストより小説のが性に合うのかと思ったらBLACK LAGOONなんかはそうでもなくて、
これはどーなのよーと思いつつアイゼンフリューゲルを読んだわけですが、うーん、出来が良いのはわかるんですが、
心酔はしないなーと思う感じの楽しい一冊でした。

池田的に分析すると、多分虚淵氏のベースは対象年齢高めのハードボイルドであって、フェイトゼロは原作世界観が
どちらかといえば成人若年層を主対象とする作品だったから、ブラックのコーヒーに程良く砂糖が入る事になったおかげで
奇跡のバランスが出来上がった、みたいなそんな感じがフェイトゼロだったんじゃないかと思っています。


●富士見ファンタジアのオーフェンの人の本質にギャグは無かったんだけど、それを取り込んだから(量産型スレイヤーズとして)
売れ線になったーみたいなのと同じで、作者が書きたいものが世間で評価されるものだとは限らないって事は往々にして
あるもんですよねー。ちなみに池田は沙耶の唄がある種の名作である事は否定しないけど悪趣味だと思う派です。ノー心酔。


●人類は衰退しましたの最新刊読破。
不条理メルヘンから始まった感じのシリーズですが、回を追うごとに田中ロミオ節がゴリゴリ割り込んできたり消えたりして
うーん、なんというか進路が読めないというか着地点が読めないのがニンとも言えない小説です。
1巻の楽しいー♪っていうのと3巻以降の半分くらいを占める実験小説的楽しさは別モノな気がして、うーん墜落しなければ
いいんですけど。


●というわけでメディアワークス文庫の新刊3冊と有川新書をゲッツ。池田さんって良く本読みますよねーって言われますが、
池田はたまに本を読まないだけです。本を読んでる状態がデフォ。といっても昨今はテキトーにラノベを
読んでるだけなので、そろそろ果てしない大人文庫(※性的な意味ではなく)の世界に旅立たないとイカンかもしれないと
常々思ってたりしますが、うーん、夜は短し~なんかは傑作だと思ったんですが、中々そういうのに当たるのは難しい訳で、
広大すぎると船出できないおー、みたいな?


●一応読んだことある非ラノベ雑感列挙、作者作品名順不同。
乙一作品:ジャンル的にラノベか? 借りて読んだ程度。

12国記:面白い面白いと言われるけどスタダ的に読み進められず

京極夏彦作品:初期シリーズは読んでた、魍魎の匣なんかは凄まじい傑作だと思うんだけど、何故か金を払って
新巻を手に入れる気がしない不思議。

グインサーガ:10巻くらいまで古本で読んでそれっきり。未完の大作、完結してから読むのが夢でした……。
栗本他作品は男性同性愛を描いてたりするから前情報が無いと買えないのがネック。

司馬遼太郎作品:大御所だけど中身は軽妙でむしろライトだと思う、読んでみて先入観びっくりだった。
そういえばラノベで司馬文体をトレースしてる歴史物があって独特の筆致とか書かれていてもにょった事があったっけなあ。

清涼院流水作品:厚い本スキーなんで買ったら、どーしよう買ってしまったゴミだ・・・・・・と思った。
頭おかしい髪一重の才能があるっぽい事はわかる気がするけど池田には受け入れられない感じの人。

田中芳樹作品:アルスラーンとか一通り読んでると思いますよ、ラノベ扱いで。

森博嗣作品:すべてがFになる系列のシリーズは心酔レベルで好きでした、他はそーでもないので要するに池田さんは
文章力じゃなくて内容のキャッチー度数の有無で好き嫌いを判定するんだなーと自覚されられた作者さん。

恩田陸:綺麗な日本語、名作多しというイメージ。たまに作者買いする。

森見登美彦:夜は短し~以来作者買いしてるけど、あれほどのキャッチーな楽しさは得られていない。
文体や不思議世界観のファーストインパクトの問題もあるのやも。

他麻耶雄嵩とか米澤穂信とか新宿鮫の人とかホワイトアウトとか李欧とか読んだ気がするけどそんな感じー!


●ガーデンパッチががーでんがーでん!
まだ完成しなくて半端なアレだったりするみたいですが、がーでんがーでん!

明日(今日)仕事なのに3時半までやってもうた・・・・・・。飛ばし飛ばし一応EDまで終了。
皆が求めていたトノイケは必ずしもいない気がします。トノイケ書けなくなったんじゃねーのと言われるだけの時間が
経過しただけあってか、まとめ方という点でメルヘン分が下がってビースト分が上がっている上、えろすシーンの異常な
インモラル側に振り切れた加筆具合といい、Jさいろー的に転がっているというか、さいろーが本編のサブシナリオを書いてた
らしいという話ともあいまって、本当にコレ書いたの全部本人? と心の何割かが思ったり思わなかったりして。

愛先生シナリオは、水月→さくらむすび→わんこから繋がるあの時代のトノイケシナリオのベースラインが感じられる
王道傑作だったと思うんですが、今回は良くも悪くも振り切れている、大衆向けにラッピングしてない追加シナリオだったと
思います。他人へのオススメ度数は一段階下がる気がしなくもないですが、池田は信者です。
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by mavchizawa | 2010-01-22 22:50 | 活字

活字雑感

どうも、池田です。秋葉まで出かけてなかじまゆかのえろ同人誌を買ったつもりが、見本誌の下が別の本だよトラップに
引っかかったようで別のエロス同人誌が鞄の中にありました、テキトーにジャケ買いした東方の音楽CDとかもイマイチで
どーにもふぁっくな買出し紀行でありました。スタ丼はうーん、普通だった。

というわけで活字は続くよどこまでも。
丁寧にタイトル・作者・出版社を入れた方が他の人がよーし買ってみようかなーって時に便利なのは当然なんだけども、
ググれば出るからそこら辺は丁寧にはやりません。アフリってんだっけ?そういうのに飛ばす事もない趣味エントリだから
そこら辺は勘弁して下さいまし。


雷撃SSガール:コメントでお勧め貰った本のうち一つ。
表紙がなんとなく戯言最後の方のムードに似ていたので、電撃文庫でキノの旅が当った途端シニカルな短編集が量産された
みたいに、戯言の量産型でも狙ってるのかなーと食指が伸びなかったんだけど、読んでみたらあらこれかなり面白い。
トンデモヒロイン(※天才)の世界征服のために経済を牛耳っていく話なんですが、小難しい話やナマグサリアルな話が
出てくるわけでもなく、非常にライトノベルな感じにぽんぽこ話が進んでいくのでテンポ良く流し読み出来ます。
ご都合主義と言ってしまえばそれまでなので、リアリティを求める人にはお勧めしませんが、池田は結構楽しめました。


デュラララ!!×7:読破、想定通りの成田クォリティ。


ライタークロイス(1~5):異世界・騎士・ヒロイン複数・優柔不断と5年くらい前の富士見ファンタジア文庫スタンダードな感じ。
本来もーちょっと壮大に展開していく筈の話なんだけど、多分人気がアレで強引に切り上げ終了させられちゃってるのは
時代性というか何というか。しかし変に世界の根源がうんたんとか各国の思惑がどーのとか冗長にならず主人公と
ヒロインの回りだけで小さく閉じておしまいって終わり方は(打ち切り感はあるけど)これはこれで悪くないような。


白夢(1~2):瀬尾つかさという人もライタークロイスの人と同様(カテゴリは若干違うけど)一昔前の量産型っぽい小説を書く
人と池田は捉えています。萌えキャラ大量みたいな過剰な媚び記号化はしないけどえげつないような筆力があるわけでも
ないというか、水戸黄門的というか、そんな感じ。
なのでイラストパワーが購入するかしないかの分岐点になる事が多い訳ですが、人気絵師のるろお氏とタッグな訳でこれは
伸びていくやらどーなのやら。活字欲が高かったからつい2巻まで一気に買っちゃったけど、これが10巻とかまで続くとして
新巻で買い続けるかっていうと多分買わないなあ。古本屋マーク対象って感じ。


IS(1~3):メカ+少女という触れ込みに負けてメカ分補給の為に買った1シリーズ。
うーん、愚鈍な主人公とハーレムという展開で、まあそれが魅力的に描写されてるなりメカ戦が燃え燃えならばまだ
良かったんだろうけんども、正直もうおなかいっぱいです。
古本105円待ちというか最終巻が出たらそれだけ立ち読みしようかなというカテゴリーへ移動。


後は古本で買ったゆら海を読んで、最後のユニコーンを探してからまた何か別の本でも発掘しますかねー。
池田は面白い小説を教えてくれる人を募集しています。まあ、面白さって色々ベクトルがあるんで共有するのが難しかったり
しますけど、とりあえず言うだけならタダ!
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by mavchizawa | 2010-01-17 14:53 | 活字