カテゴリ:えろげー( 11 )

この大空に、翼をひろげて ★★★

この大空に、翼をひろげて ★★★

この大空に、翼をひろげて(※えろげー)終了。
夢に挫折した主人公が、新たに仲間たちと空を目指す青春空モノです。池田的には良作と名作の間くらいの印象。青春空モノ(※多分池田造語)は、
ラノベやエロゲーでマイナージャンルとして散発的に作品が存在してると思うんですが、成立させるべき3大要素、

・設計の能力
・工作の能力
・金の供給源

これをマジリアル志向で描写していたら、少人数制を旨とするラノベ・エロゲーは成立しづらいので、大抵はファンタジーとして
『金持ち・天才』を組み込む事で少人数制の物語を成立させる事になる訳ですが、ソレが便利すぎるせいなのか、あるいは
ガジェット(※今回は舞台装置の意)として空モノを使いたいだけで、リアリティをライターが求めていないからかその能力が無いからか
わかりませんが、大抵は『超天才パワーだうおおおお→3日で飛行機が0から完成』みたいな、荒唐無稽さが萎え要素になる場合が
少なくないと池田は考えています。

んでまあ、この作品でも金持ちと天才は出てくるし、ご都合主義的な部分も色々あるんですが、エンジンを使わないグライダーを主道具に
した所とか、大昔の部の備品を年月かけて改修してきた機体を引き継ぐ、みたいな一番金と技術がかかる部分をフォローする根幹設定の
巧みさであるとか、ご都合主義もあれど、それが極力クサくならないように、誠実に描写を積み重ねていっている感がある(飛行機描写に限らず、
心情描写についても)のが、非常に好印象です。
オーソドックスだけどクォリティの高さを感じる作品だったので、今後シナリオライター買いも検討しようかと。
→『夏ノ雨』等のライターさんなのですな。

後、ボリュームが結構多くて、アレそろそろ終わり? って所までが第一部みたいなもんで、第二部からが本編だぜーってのは
割とびっくりしました。やってませんが体験版はもしかして1部全部なのかなあ、みたいな。
そしてひとつ前の雑感でも書きましたが、演出は全体的に秀逸。まあ、飛行機CGが時折チャチく見える気もしますがマイ許容範囲セーフ。



なお、しょんぼりポイントは2つ。

1:ルートが長く、共通が多く、選択肢が少ないのにスキップが遅い。
2週目以降、既読スキップ押したら裏でネットサーフィンする時間があるっていうのはやや微妙。次の選択肢に移動する、が
あった方がユーザーフレンドリーではありそうです。

2:割と高望みですが、白バム2レビューでサブヒロインにも意味のあるルートがあってすげえええみたいに書きましたが、このゲームだと
実質グランドルートを構成している小鳥と天音先輩以外は一段落ちてサブヒロインって感じがするので、そこがほんの少し残念でした。
あと、人気投票二位に君臨している『ヒロインの妹』がクリア出来そうで出来ないのはロリ婚としては遺憾であると言わざるを得ない
かもしれません。まあ、物語としてはまとまってるから、コレはコレでいーと思うんですけど。



そんなこんなで池田としては『あらすじ、もしくは体験版で悪くないと思ったなら、買っても損はしないと思うソフト』認定です。
順番的にはサクっと小鳥→天音先輩のグランドルートをクリアしてから他ヒロインで良い気がいますが、池田はその逆でやったから
そー思うだけかもしれないので、保証はデキマセーン。


―追伸― エロゲー『向日葵の教会と長い夏休み』は、ショタ小説業界で有名なさいろー氏と、この紺野氏と、藤倉氏がシナリオとの
事だったので、とりあえず問答無用で購入リスト(脳内)した次第でありますの事よ。
[PR]
by mavchizawa | 2012-07-07 13:11 | えろげー

ホワイトアルバム2@Leaf ★★★★

<ネタバレ注意>
前言撤回サーセーンwwwwwホワイトアルバム2は確かに名作でしたと申し上げる次第の池田です。

やーてっきり共通ルート2/3の個別ルート1/3くらいのボリュームを妄想していたんですが、個別ルートに十分お腹一杯になれるボリュームがあったし、
安易に(物理的に)傷つけたり殺してオチをつけないのに、しっかり感動ゲーなのは筆力高いというか構成力が高いというか。
11年の覇権クラスといっていーもんか悪いもんかまでは今更言及しませんが、中古でほぼ定価なだけはある作品だと思います。
やって後悔する事はない、割としっかりオススメ出来る作品ですホント。


なお、池田が一番好きなのはダントツで和泉千晶シナリオな模様。
白バム2はメインヒロイン2名の対比構造がキモかと思いますが、そのメイン構造と関係ない、それこそ凡庸なシナリオだとおざなりに
セックル出来るだけ(俺つばの山科ルートみたいな!)になりかねないサブヒロインに対しても、主人公好き好きであり因縁があるが故に
主人公から遠ざけられるメインヒロインに対比して、実は主人公の事を本質的に愛してないのに主人公から追いかけられるヒロインという
対比構造が組み込まれてる感がぎゃーすてきー! みたいな。

まあ、単純に『女を意識させないズボラ娘』っていう初期造形が、好みに合致したっつーだけかもしれませんがねw


その他、全体的に見てせっくるがやらしいのは池田的にはとても喜ばしい事でした。
雰囲気が近しい初代白バムも天使のいない12月も、痛々しいせっくる(ハードSM的な意味でなく傷を舐め合う的な)ばかり描写していて、
演出上それはそれでキレイではあるんですが、やっぱりせっくるはエロスの悦びがあってなんぼじゃのう、と。


そして、池田には珍しい事に気に入らなかった点が多め。
立ち絵がデッサンも塗りもしょぼい事、システムで大した事ねー演出のために強制スキップ停止されるのがダルい事は割と万人に共感して
貰えそうなマイナス点だと思います。

後、高校編やってないのに好き勝手書いてる自覚があるし、個人的好き嫌いの範疇になるんだけど、主人公が泣かせたくない泣かせたくないと
ヌルい事言ってメインヒロイン2人を行ったり来たりぺろぺろする様は、形こそ違えど某士郎さん的独善さを思い起こさせるというか、
b0078381_036436.jpg

こんな気分になってしまって、生理的に苦手だった正ヒロイン雪菜さんのキャラ造形も相俟って、正直雪菜ルートの道中はやや苦行でした。



というわけで、年1くらいでしかエロげーやらぬ男が今更★も何も無いとは思うのですが、はるか昔にオルタを減点法で3、俺つばを4にしてたなら、まあ3しかない
だろうなーという事で、とりあえず暫定記入。
※★数修正。

★0:フリスビー、よっぽど必要がなければレビューしない
★1:凡庸、セール品なら買えば?
★2:佳作、まあやって損はしない
★3:良作、人に勧めはじめる
★4:名作、布教しはじめる
★5:神作、神棚に飾り始める

一応、このくらいのレンジでイメージしといてもらえればーって感じですが、やった時の該当年齢とか思い入れにもよるから、今更過去ゲーの
レビューとかするのもアレだし、エントリを増やすのが難しい予感ですな。
[PR]
by mavchizawa | 2012-06-15 01:05 | えろげー

モロ人

もろびとこぞりて、まいた(紫)ルートクリア。

金髪あゆた(歌乃)がメインヒロインと見せかけて、設定的にはむしろこちらの方が因果の糸が絡まっている感じなので、話の盛り上がりとしては
主役を食う感じに面白かったです。もしかしたらこーいうキャラ設定が好み、って嗜好の問題なのかもしれんけど。

まー月姫のアルクは因果関係は薄いけどメインヒロインで、琥珀翡翠秋葉は因果関係は濃いけど単なるヒロインみたいなスタンスなので、
月姫のように過去の因果がどーこーではなく、新しい関係だからこそしがらみを断ち切れてイエア! みたいな書き方が上手だったら
歌乃メインヒロイン像が引き立ったのでしょうが、そこまで上手く書けて無かったですからのー。


尚、池田はあんまりシステムの良し悪しを気にせず、まあクリックして進んでctrlで加速すればいっかーってタイプの人なのですが、
もろびとこぞりてゲーム中で結構な頻度で発生する、クリック読み飛ばし不可のモノローグは正直ちょっと邪魔くさかったです。
ドラマチック演出を強調したいのはわかるし、ctrlで飛ばせはするので最低限の利便性は確保できているんですが、こーいうのは
エンディングのキメのシーンだけとか、もう少し抑えて使って欲しかったなーというのが個人的意見。

うーん、なんというかもろびとこぞりて、企業背景を知らないんですが所々ちょっと古いというか流行を外したセンスが散見されます。
グラフィックとかエロテキストとかヒロインのキャラメイクとか、今風にしようとしてなりきれていないというか、そんな感じ。
[PR]
by mavchizawa | 2011-05-01 19:28 | えろげー

ハイソ!

どうも、敗訴の池田です。28日は休日出勤残業マシマシカラメのワルプルギスコンボを食らってしまい引取り出来ませんでした。
まあ、あゆたピロートークCDは貰えたのでミッションはクリアなのですが、当日の発売記念イベントとやらには参加
出来ませんでした。ふぁっく。


で、あゆたルートをサクっとクリア。
ボリュームは共通3+ルート2の5時間ってトコでしょうか。ボリューム不足は感じませんが、とりたて大作とは感じ無い、一般的ウィンドウ式の
ギャルゲーとして充分な物量だと思いました。コレ以上長いとダレるかな。

シナリオは並!
メインヒロインルートに関しては、思考の飛躍型主人公でノリツッコミ系の掛け合いが日常的にある辺り、今風のライターさんだなーと
思うんですが、なんつーか展開がワンパターンなので、所々クスっとはするのですが段々イライラして来る感じでした、池田は。
メインヒロインが『強い女』で、良い男にならないと落とせない、という造形はちょっと面白いですが、一世代前のゴージャス系
ヒロインの系譜にあるキャラ(『同級生』とかにいたようなアレ)の延長線上にいるタイプだと思うので、人気の出方としては、
『ツン、けど主人公に憧れ、メイドモード有り』と3拍子揃った紫の方がレベル高そうな気がします。

結論として、あゆた萌えゲーとして買って失望しない程度には標準レベルの出来だと思いますが、あゆたやまいたに興味が無い人には
オススメする必要性は特に感じない、そんなゲームだと思います。

けど池田はあゆたのエロシーンがまだ直視出来ずにスキップ中のチキンです。ギギギギ。
[PR]
by mavchizawa | 2011-04-30 12:34 | えろげー

俺つばアフター雑感

※池田のえろげー雑感は常にネタバレを含みます。


●俺つばアフター1日で終わりました。

内容的には面白いっちゃ面白いのですが、何はともあれテキスト量が少ないです。
3パート+おまけシナリオって感じの構成ですが、パート自体のボリュームも1時間とかで終わる(気がする、計って無いけど)し、
おまけシナリオはホント数シーンって感じのおまけっぷりなので、1日で終わったっていうのも別に廃プレイとかじゃなく
フツーにやれば終わる感じです。

絵はごめんちゃい、池田は絵は添え物派なので、極端にあるべき部分に絵が無いとかそういう事態になっていない限りは
あんまり気にしないタイプなのです。まあ、某姫の決めカットで手が小さすぎてアウアウアーとか気になったくらいで、大体は
過不足無くあるっていうか、テキストが少ない分サービスカット的絵は相対的に多く見えるんじゃないかと思いますよ。


中身は大雑把に言って、ハッピー後のひたすら(という程分量は無いけど)いちゃいちゃする話です。
少女漫画で言う『彼氏と両想いになっていちゃいちゃして転校生のイケメンライバルが出現する前のターン』みたいな感じ。

べた甘モノが好きな池田みたいな人には決して悪くなく、ごろごろ転がりたくなるような気恥しさ連発の話が続きますが、あくまで
本編の後日談、アフターでありアナザーでは無いって事であります。
要するにコーダイン√は無いんであります!
狩男とか最低限の群像劇モブは動くし各ヒロインのキャラも立ってるんですが、うーんホント小さいボリュームでこじんまりと
まとめたなーって感じで、二郎で野菜マシマシ頼んだら小盛りが出てきたでござるみたいな肩すかし感。

えろしーんは割と確信犯的にキていて、盛り上がってまいりましたーなシーンで茶々が入る演出が多々あります。
悪ノリとしてクスっと出来なくも無いのですが、抜きゲーとして初見右手プレイをしようとした人はこれMAJI★GIREしても
おかしくないんじゃねーかって言う感じの演出は、コメディとして捉えると秀逸だったり、ある種のリアル感もあったりしますが、
あくまでそーいうのはフックとして使って、その後いちゃいちゃ倍プッシュだ!って感じにおさめて欲しい所でありますメンマ。


●結論は、定価¥4980位だったらオススメ出来たのですが、フルプライスで買うとがっかりする作品。
さあ、くりゅ先生もご一緒にねーぶるにサクサクっとリクエスト的苦情を出してコーダイン√実装を願う作業に戻りましょう。

まあ、劇中前説からしてコーダイン√希望の声がねーぶるに伝わっている事は間違いない訳で、アナザーとか出しそうな
気もするんですけどもねー。コンシューマー移植でもいいから、エロシーン追加してPCにしっかり逆移植して欲しいと思う
エロゲ厨池田がお送りしました。

しかしボリューム不足なえろげやると良作が欲しくなりますな。
エロ薄×グロ鬱△の良ストーリー物を知っている人は教えて下さい。アルバトロス航海録かシンセミアがいいんでしょうか?
しかし俺あかべぇ嫌いだしなあ、白バム2とか・・・うーん、ヘルプヘルプ!
[PR]
by mavchizawa | 2010-08-01 10:22 | えろげー

12/27GvG

仕事が年末進行過ぎて書いてる暇がありませーん!


<道中>
人数が少ないのでFEへ。
L2でIYのイナバ相手にチョメチョメしてMADやボス連と平地になって死んで戻って死んで戻って転進。
V3で輪NEを攻めようとして後ろからMADが攻めてきて以下省略して転進。


<SE>
無人のN2を制圧。
無人のN5と無人のA5を空き巣しようとするもポタ子1制だったのでポタが取れなかったり、指示と現場の間にタイムラグが
あったというか、まあいつも通りの一部しか話聞いてません的な感じも混ざりライン構築できずにょろにょろ。20分くらい
にょろった結果、N5を放棄してA5専念しようとした所でAZが襲って来て、構築できた第三バリケで抵抗するもドドドドド。


<FE>
ラスト15分くらいで派遣L3。
無人だー → 行ったらゴディバ先着だー → カウンターだー → 武将に取られたー →メコッ、といった感じで無人砦を
取ろうとしたのに58分までもつれ込んだりしたけど何とかブレイク、2砦確保となりましたー。


<感想>
スカウター値通りの結果だったと思います。
池田が想像していた以上にL2でブラギリカバが飛んでいるなーとか良かった点も数多くありました、SEでバリケがある
とはいえ防衛が可能な勢力として認知されているのは、多分こういった縁の下の人のパワーのおかげなのでしょう。

しかしまあ、足並みを揃えての突撃が中々出来てないので、ラインの上げ下げをEMCに頼れないL2イナバ攻略のような
状況ではその欠点が浮き彫りになるというか、後からの妨害が無かったとしても1時間以内に勝てたのかなーと思います。
新暁はライト層も何もかも参加する事に意義があるって部分のある連合なので、あまり進歩進歩とビキビキするような
やり方はまた違っていると思うんですが、うーん、楽しむなら無理せず専守防衛で誘い受けするのが一番なのかもですねー。

将来、過疎傾向が続いた場合FE規模への都落ちというのも選択肢に上がるのではないかと思いますが、現状の錬度で
FEの道中楽しめるゲームが出来るのか、その辺ひっかからない事もないGvでしたとさ。


<余談>
3日のGvどーなるんでしょうね世界。


<えろげ>
天使のいない12月、なんでこんなに楽しいんだろう、あ、池田はハッピーエンドだと思ってる派です。
そのうちレビュろうかと思いつつ考えがまとまらないというか確かにコレ、スカウターを通してみると一般的には程々の評価で
あるっていうのは理解できるんです。煮え切らないオチ・自己陶酔が鼻につく主人公・メンヘル紙一重のヒロインども・まあ
絵が可愛いのが救いだよね、みたいな。

しかしうーん、前から池田が書いている『ナマグサ系リアルをメルヘンチックなトッピングで仕上げたストーリー』としては
他に類を見ない程秀逸というか、シナリオライターのレベル云々以前に全体の構成(キャラ配置)みたいなものが良いから
一段階上の完成度に感じるというか、うーん例えば明日菜さんがアレよ、『そして明日の世界より』で言う所のジジイの
ポジションでありながらそれ自体が虚像っていうかペルソナであるみたいな感じで、ほぼ全員が秘められた脆い部分が
あるというか、陰陽でいうと陰のヒロインばっかりだからまーそれが大衆ウケしない絶対的な要因でもあるんだろうけども
フックが効いててなんでもレイポされたり死別したりすれば泣けると思ってる鬱ゲーより上質だと池田は思っています。

まあまだン年ぶりに1キャラルートやってるだけなんですが、色褪せない名作って感じで嬉しいですね。
多分痕とかは今やったら昔ほどは面白がれないんだろーなーと思うだけに、尚更です。
[PR]
by mavchizawa | 2009-12-28 12:41 | えろげー

マヴラヴオルタ@age ★★★★

試験的えろげーレビュー#1。 ネタバレも気にせず書くので要注意。


マヴラヴオルタネイティブ@age  ★★★★

学園ラブコメもの、と見せかけてアンリミ編でBETAなる異星生物によって滅亡寸前の人類を助けるーという仮想戦記というか
軍事もの的展開にすっ飛んだ『マヴラヴ』の完結編として発売された自称『あいとゆうきのおとぎばなし』。

傑作と名高く、星5つをつける人も恐らく多いと思うけど池田は敢えて星3つ。少なくても凡作では無いので星4つとしても
良いんだよなあと散々悩んだんだけど、減点法で考えるとこーなるしかない池田な訳で素直にレビュー。

まず、マイナス点の最大要因として製作サイドの『悪意(悪趣味)』が透けて見える点があります。
受け手というのは基本的に保守派だから、送り手はストライクゾーンを広げるようなコースギリギリを攻める、というのが
クリエイティブな態度であるというのは理解出来ますが、前作君が望む永遠でもあった導入部分(体験版)、あるいは販促で
匂わせたスタイルに反して何かしら『気分が悪くなるような要素を盛り込んでくる』事は池田はやり過ぎだと思うのです。
佐藤御大の『皇国の守護者』(※仮想戦記小説、名作)でグロ描写があるのはわかります、『螺旋回廊』(※ダークえろげ、開発age
でオルタを上回るエログロ描写があったって、それはそういうニッチな作品である事が前提だと思うので文句は無いんですが、 
マヴラヴオルタで一部にある過剰なグロ描写、エログロ描写は作品志向として行き過ぎではないか、と。

だから、一部の(耐性ある)人がそういうエログロ不条理こそ今までヌルいエロゲーで描かれなかったリアルだろ、なんて感じに
『そこまでやった事』を名作の要件として評価する気持ちもわかるんですが、池田としてはその部分が薄まった全年齢版オルタなら
星4つとして評価出来るけど、無印オルタはその悪趣味さをマイナスして星3つな訳です。


で、もう一つの減点に関しては演出面での不備。
オルタはウィンドウ形式のゲームなんですが、ボリュームのあるストーリーなのに2~3行くらいしか表示できないウィンドウ形式
(しかも何をトチ狂ったのか中央寄せ書式)ってのはテンポも見栄えも悪いなあとか、絵をぐりぐり動かす演出ってのは
恐らくスクリプト的には手間だったりエロゲ業界的には革新的努力だったりするんでしょうが、無知な池田からするとコレは
紙芝居でこー下に割り箸ついてる月光仮面と敵が『月光仮面参上びゅーん』『バババババぎゃーやられた』ってやってるみたいで
げんなりだなあ、とか、のめりこませるのに不満が各所で散見されたのです。正直止め絵と想像力で補完した方がマシではないかと。
途中で挿入される動画や挿入歌等、恐らくウィンドウ形式のゲームの進化の方向性として映画的演出を目指したんだと思うのですが、
現時点では力不足でそれがマイナスに作用していたと判断したのが減点二つ目の理由だったりします。


内容的には世界観の厚み・マニアックとも取れるミリタリー描写もありーの笑いちょっとあり燃えあり泣かせるシーンアリと、
名作と呼ばれて不足の無い構成が展開されていると思います。絶望的な世界での愛国心的うんちゃらーみたいな滅びの美学は
日本人大好きシチュエーションーだしなーとか、にしてもちょっと右寄りの政治臭が過剰じゃないかなーって部分は気になるものの
やって楽しかったーと満足するのに不足は無い内容だと思いますね。未プレイの人はまた微妙に毛色が違う前作マヴラヴ
(学園編とアンリミ編)をやってからじゃないと十分にその楽しさが理解できないってのがネックかもしれませんが。
(池田は前作マヴラヴ自体は正直取立て評価する程でもないと思うので個別レビューはしないと思います。星1~2相当かなと)


結論としては、大衆向けっぽいラッピングを施されているけれどもage的なエログロ何でもアリの生臭いゲーム。
その本性を覚悟してやる限りは完成度の高い、極めて18禁度数の高いニッチなゲーム(エログロ的な意味で)ではないでしょうか。
二次創作小説なんかを読んでふと思ったんですが、池田この『仮想オルタ世界観』には惚れたけど、作品としての『マヴラヴ』
にはあんまり愛が無いし、ブランドとしての『age』はむしろ嫌いなのかもしれません。


うーん、変に構造がどーのとか理屈っぽい事突っ込んだら良いレビュー、って訳じゃないと思うんだけど理屈に走るなあ俺。
自分がそれなりに敬意を表する同人屋の人が、『自分の感想』を提示してそれと受け手との視点の違いとか受け取り方の違いが
面白さじゃないかーって言ってたりするんですが、あ号標的サイコーいけいけ触手ううううううとか書くだけじゃ作家性が無いし、
どこにどう落とし所を見つけるか、というのはレビューの永遠の課題かもしれません。
構造とか概要の説明で行埋めるばっかりのレビューじゃ前例が1つ出ちゃうと次のレビューが欠けなくなって超先細るし、
外から切るんじゃなくて中から出すというか、そういう苦労が必要なのかもしれません。まさに産みの苦しみ。
[PR]
by mavchizawa | 2009-10-28 00:48 | えろげー

我思う故にえろあり

えろげーの事ばっかり更新頻度の高い池田です。

えろげーれびゅーのページを回ってて鼻につくことが一つありまして、一部の自覚的なレビュアー以外、自分の嗜好に
無自覚であるが故の見当外れの批判をして俺様辛口レビュアー、みたいに気取っちゃうんですよね。
底を見ればキリが無く、上を見れば果てが無い(池田が足元にも及ばないようなレビューをされてる方もそりゃいます)
ので基本的に下見て自分を持ち上げてる暇があったら上を見ろって感じだとは思うのですがタダのグチでした。

池田はスワンソングもオルタもTH2も俺つばも車輪も等しく批評できる人を応援しています。
期待外れだったからって池田の車輪レビューはややダメな気がするなあ。手直しせんと。
嫌いなりに池田スタンスを明確にして位置付けして、その価値観軸での評価をしていたので悪くないですなコレ。
そのうち右側とかにエロゲーレビューの項目でも独立させてしまおうかうーむ。→半年後えろげーカテゴライズ化。
[PR]
by mavchizawa | 2009-02-04 13:04 | えろげー

俺たちに翼はない@ねーぶる ★★★★★

俺たちに翼はない@ねーぶる ★★★★★

というわけで俺つばレビュー最終回のつもりだったんだけど初回のネタばれ控え目レビューで
自己完結度数が高くて困ったもんであります。
今度こそネタばれする予定なので未プレイヤーは右向け右→!


<総括>
キャラ別から書こうと思ったけど、焦点はそこには無い気がしてきたので先に総括。
王雀孫シナリオって先にも書きましたが、『掛け合いの楽しさ』がセールスポイントになっています。
合う合わないはさておき(というかシナリオを合う合わないというレベルで『評価する』必要を感じさせる位
存在感があるという時点で)この観測に異論のある人は少ないと思います。

しかし似たようなタイプであると評される池田は思うのですが、コレって結構危うい構造なんですよね。
構成の巧みさが絶妙である(※ex:車輪)とか、練り込まれた世界観と美しい文体がどーのーとか(※ex:fate)
のように作品としての完成度の高低が評価に直結する場合と違い、掛け合いの楽しさってある意味で物語性に
関係無く即物的に成立しちゃうんで、一歩間違うと安直な、チミ達こんなキャラが萌えるんでしょ?っていう
記号的なキャラの切り売り物語になってしまう危険があるのです。
『小説』じゃなくて『漫才テキスト』みたいな。
まあこの俺つば、サウンドノベル形式ではなくウィンドウ形式のゲームですし、小説→サウンドノベル的な派生の
方向と同一視して作家性(※小説的な意味)を求めるのではなく、即物的なエンターテイメントを盛り込む事が
ウィンドウ形式というゲームの正しい派生の方向(小説と対比して漫画→ウィンドウ形式とでも結んでみましょうか)
と考えれば、これって結構エポックなのかもしれません。空間的に『漫画的』とか『小説的』みたいに別の座標として
扱うべきじゃないかなって理屈。
今までのウィンドウ形式のゲームは極端な話地の文が少なくて済むってだけの劣化サウンドノベル的なものしか
提示できてない作品が多く、こういったものを評価する評価軸が確立していないってのが物議を醸し出す
原因なのかもしれません。似たような掛け合いを評価する作品としてグリーングリーンなんかが思い出されますが
アレってウィンドウ形式で良かったんだっけ? 他田中ロミオシナリオにもそういう側面はありますけども、
田中ロミオはそういう楽しさを一要素として取り込んでるだけで、それのみに特化はしていないから同列に
扱いすぎるのは危険な気もします。

そんな俺つばですが、開発インタビューからしても2章が一番売れるだろうみたいにセールスポイントは自覚的に
コントロールされている訳で、恐らく今後ファンディスクが出たりすると思うのですが、盲目的にマンセーするだけではなく、
起伏の平坦な構成であるとか、安直な伏線のバラし方であるとか、ご都合主義感が漂うせっくるしーんであるとか、
王雀孫の欠点なのか商業ベースとしてお上から提示された要素を取り込まざるを得なかった部分なのかは
微妙ですが、悪い部分は悪いと声を挙げていった方が健全だろうと思います。
ま、こんな場末のページで書いても意味無いとは思うのですがそれはそれで自己満足というか、実際の所
どこで声上げても届くトコにしか届かないようなうーんアンビバレンツ。


<あんま必要ない章(キャラ別)雑感>
●1章(明日香)
信じられない位美人と表記されながらグラフィク的に描き切れていないのは西又絵の問題って面もさておき
エロゲ絵の限界なんじゃないかなあと思います。リアルでは小顔美人ーって言うけれど、基本頭身下げないと
人気出ないエロゲ絵としてはその記述は避けるべきだろう、と。王雀孫はこれ以外でも比較的無自覚に地の文書いてますよね。
サウンドノベルのノベルパートを書いているんじゃなくて、小説を書いてしまっている感がちょっと気になることがあります。
王シナリオとは関係ないけど月姫でもそんな印象を受けたりしたっけなあ。

他気になる所と言えば、明日香はリバーシブルなキャラだと思うのであのえろすはねーよと……。
超どうでもいいカミングアウトですがマイネームイズたかしなのでボイス付きだとごはんが美味しく食べられました。


●1章(山科)
依存性の高い感じからヤンデレ化する方がむしろ自然だと思ったんだけど、大人しく綺麗にまとまってるのは
お上の意思を感じるというかだったらこんなピーキーなキャラメイクせんで良かったんじゃないかキャラ。

プレリュードが必要になる→王雀孫が書きやすいキャラだったので一本立ち→本編でもルート作らんとなあ
みたいな裏事情がありそうな感じはしますというか、それが透けて見えちゃうのがしょんぼりな感じ。


●2章(たまひよ)
罵声フェチの池田としては文句無しというか勝手に指が『罵声』って打ち始めたメルヘンー!
下着が上下別柄だったり色気の無いベージュだったりする所とか女の子の恋愛観とか、絶妙にリアリティある
描写も(掛け合い以外で)王雀孫が評価されるべきポイントだと思うので、幼稚でないヒロインと観察眼の
ある主人公の出てくる二章では王雀孫節が最大限キャッチーに発揮されている気がしますね。

気になる事、夢見るヒロイン相手にするちゅーはトイレでなくせめて控室であるべきだと強く思います!
あとラストは罵声らせるのではなく泣き落とさせた方が綺麗にまとまったんじゃと思いますが、敢えてそれを
しないところが群像劇的な落とし所だったのかもしれないのでニンとも。


●2章(その他)
雷様(かみなりさま)をライ様ってアテレコしてるのは笑えるので暇な人は探してみても良いかもしれません。
(※北関東系方言でライサマであり栃木ローカルキャラ性の付与説が濃厚なので訂正)
くりゅ先生はキモオタ君がお気に入りのようですが池田は自分を見ているようで鬱になるので飛ばしました。


●3章(鳴)
小町ボイス+王雀孫的に書きやすそうな思考の飛躍で畳みかけるヒロインで人気が出そうなキャラメイク。
主人公的にはまだあんまり『恋愛』が始まってないような気もしなくもないようなうーん、実は記憶が割と
あいまいで好きな章なんですが過不足があんまり無かったので満足してしまっておしまい、という。
背景に出てくるブラックカレーの店味Hey!で吹いたりとか小ネタは各所に散りばめられていると思いますがー!

私は思いましたでしょう3章のラストシーンはこのゲーム中一番秀逸であると。


●3章(コーダイン)
山科ルート作って喜んでる場合じゃねーだろネーブル!と皆が思ったサブヒロイン。
FDなり移植版にご期待ください。


●4章(小鳩)
なんかこんな感想ばっかだけど、ロリショタ連合所属の池田でもあのえろしーん(※2回目)はねーわー。
俺つばはなんかえろしーんが全体的にキャラ個性に沿ってるようで沿ってないご都合えろすが多い気がして
キャラ読み込めてないえろ二次創作見せられてる気分で厭になりますね!

後は伏線回収して無難に終わったなーって程度の感想に留まっちゃう池田であります。
識者の人に聞きたいんだけど最後の一人ってのはPCの前のプレイヤーに対するメタ的なものっていう解釈で
無難だとは思うんだけど異説いかがか。池田としてはエピローグでもう一引っ張りするとか、綺麗な余韻を
残して欲しかった感はあります。

以上で半日かかった俺つばレビュー最終回終了ー。
[PR]
by mavchizawa | 2009-02-02 12:12 | えろげー

俺つば雑感(ネタバレ回避)

はーい、エロゲの国に帰りますって書いて引きこもった途端、そう毎日メッセしてるわけでもない友人野郎(※♀含む)どもから
とりあえず邪魔しに来ました的メッセを大量に頂いている池田でございます。

えーというわけで『俺つば』なんですが、とりあえず2キャラ目の攻略が終了しかけている感じです。今エロシーンの途中ですが。
なんていうか心情的にはあー今鳴は俺の横で裸で寝てんよ的な? うわー比較的マジできもーいきもーい。


という訳でくりゅ先生に頼まれたのでホイホイ感想とか言っとこうかと思ったんですが、実は池田買う前にちらっと
ネット下馬評をチェックしたらばっちりネタバレ拾っちゃいまして、そのせいでヒネリをおおー!みたいに楽しむ部分を
少々損なってしまったので個人的には良作だからとりあえずプレイしとけ! な! と言う程度で良い気もします。

ルート途中の池田としては10点評価で9点くらい。
綺麗にまとまってるけど最終的な評価は全ルート終わってからだなーと思いつつ途中の評価がコレです。
無いと思うけどあと一回ひっくり返されたりしたら転ぶかもわかんね、って感じ。


<雑感>
ネタバレしないようにとか気を使って書くのはあんまり趣味じゃないのですが。
『これ散る』時代より思うに、このライターはシナリオの構成力というかヒネリを売りにするストーリー先行型タイプというより、
キャラ同士の掛け合いでキャラを立たせるタイプのキャラ先行型のライターだと思うので、実はネタバレを仮にしてしまっても
それ以外の部分で十分楽しめる作品だとは思います。
勿論キャラ先行型とココでは定義しましたがシナリオの方も凡百の自称構成ゲーなんかより遥かにマシだと思うので、
キャラ萌えーとかユルい系の部分を供給しとけば大喜びのBSEタイプのライトユーザ多数層を着実に拾いつつ、
ちょっと理屈っぽく考えちゃいたい方々には色々考える余地のあるバックボーンであるとか、ウィットに富む会話であるとか
マニーな方々も大喜び(含むくりゅ先生)って感じでこりゃー流行るわ。
あと声優の使い方がうまいというか声優でキャラ立たせるのは当たり前のようで凄いというか、池田はテキスターなので
声無しゲーでも全然平気派なんですが、このゲームは声有りでやった方が宜しいかと思います。


強いて言うなら一部攻略できない(っぽい)キャラの中にもかなりおいしーポジションのキャラがいますが、まーこれは
妄想(二次創作)の余地を残したのか、ファンディスクor移植用かなーと邪推。
出てくる♀キャラ全員攻略させてたらライターが多分過労死するでしょうし、ユーザーを満腹ぶくぶくにするよりも
不満を感じさせない程度にあー、これも読みたかったのにー!的(※月姫のさっちん的)な妄想させとく位のが
得てしてムーブメントは加速するもんなので、確信犯的なものなのかもしれません。

そんな速攻レポートしつつまたえろげーの国に戻りますシャー。
明日は仕事してGvしてえろげーです。
[PR]
by mavchizawa | 2009-02-01 01:36 | えろげー