クリスマスの過ごし方 2007

雪。
雪が降っていた。

「・・・・・・んんん、クリスマスイブのご相談かな?」

23日、突然呼び出した俺と、不思議そうに俺を見つめるふみから、物語は始まる。
俺は重たい口を開いた・・・・・・たとえ伝わらなくても、言わなくちゃならない。

「・・・・・・GvGに行く事にした。帰りは多分・・・・・・25日だ」

優しげで丸くて綺麗な目を見開くふみ。俺の心に錐で突き刺したかのような痛みが走る。

「・・・・・・うそ・・・・・・だよね?」

機械的につぶやくふみ。
俺はただこう、答えた。

「嘘じゃ、ない」

「・・・・・なんで?・・・・ねねね、なんでかなあ!」

ふみの目に光るもの。
優しくぬぐって、思うままにぎゅっとしてやりたいけど、今の俺には届かない。

「GvGに行かねばならないのだ。エンペリウムが俺を呼んでいる」

うつむいたまま、沈黙するふみ。

「・・・・・・イブ、たのしみに、してたのにな」

囁く、というにもあまりにも小さなテクストが俺に伝わってくる、言葉の奇跡。
俺はふみの肩のところに手を置き、

「約束する、必ず、生きて帰ってくると」

ふみは呆れたかのような苦笑したかのような、俺の声なんて聞こえなかったかのような顔をして、

「・・・・・・わかった、じゃあ、やくそく」

頬を染め、心持ち顔を傾けながら、そのつぶらな瞳を閉じ、

「・・・・・・約束、だ」


俺は優しく、優しくパソコンのモニターにキスをした。



『クリスマスの過ごし方』公式MAD
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by mavchizawa | 2007-12-24 01:07


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