この大空に、翼をひろげて ★★★

この大空に、翼をひろげて ★★★

この大空に、翼をひろげて(※えろげー)終了。
夢に挫折した主人公が、新たに仲間たちと空を目指す青春空モノです。池田的には良作と名作の間くらいの印象。青春空モノ(※多分池田造語)は、
ラノベやエロゲーでマイナージャンルとして散発的に作品が存在してると思うんですが、成立させるべき3大要素、

・設計の能力
・工作の能力
・金の供給源

これをマジリアル志向で描写していたら、少人数制を旨とするラノベ・エロゲーは成立しづらいので、大抵はファンタジーとして
『金持ち・天才』を組み込む事で少人数制の物語を成立させる事になる訳ですが、ソレが便利すぎるせいなのか、あるいは
ガジェット(※今回は舞台装置の意)として空モノを使いたいだけで、リアリティをライターが求めていないからかその能力が無いからか
わかりませんが、大抵は『超天才パワーだうおおおお→3日で飛行機が0から完成』みたいな、荒唐無稽さが萎え要素になる場合が
少なくないと池田は考えています。

んでまあ、この作品でも金持ちと天才は出てくるし、ご都合主義的な部分も色々あるんですが、エンジンを使わないグライダーを主道具に
した所とか、大昔の部の備品を年月かけて改修してきた機体を引き継ぐ、みたいな一番金と技術がかかる部分をフォローする根幹設定の
巧みさであるとか、ご都合主義もあれど、それが極力クサくならないように、誠実に描写を積み重ねていっている感がある(飛行機描写に限らず、
心情描写についても)のが、非常に好印象です。
オーソドックスだけどクォリティの高さを感じる作品だったので、今後シナリオライター買いも検討しようかと。
→『夏ノ雨』等のライターさんなのですな。

後、ボリュームが結構多くて、アレそろそろ終わり? って所までが第一部みたいなもんで、第二部からが本編だぜーってのは
割とびっくりしました。やってませんが体験版はもしかして1部全部なのかなあ、みたいな。
そしてひとつ前の雑感でも書きましたが、演出は全体的に秀逸。まあ、飛行機CGが時折チャチく見える気もしますがマイ許容範囲セーフ。



なお、しょんぼりポイントは2つ。

1:ルートが長く、共通が多く、選択肢が少ないのにスキップが遅い。
2週目以降、既読スキップ押したら裏でネットサーフィンする時間があるっていうのはやや微妙。次の選択肢に移動する、が
あった方がユーザーフレンドリーではありそうです。

2:割と高望みですが、白バム2レビューでサブヒロインにも意味のあるルートがあってすげえええみたいに書きましたが、このゲームだと
実質グランドルートを構成している小鳥と天音先輩以外は一段落ちてサブヒロインって感じがするので、そこがほんの少し残念でした。
あと、人気投票二位に君臨している『ヒロインの妹』がクリア出来そうで出来ないのはロリ婚としては遺憾であると言わざるを得ない
かもしれません。まあ、物語としてはまとまってるから、コレはコレでいーと思うんですけど。



そんなこんなで池田としては『あらすじ、もしくは体験版で悪くないと思ったなら、買っても損はしないと思うソフト』認定です。
順番的にはサクっと小鳥→天音先輩のグランドルートをクリアしてから他ヒロインで良い気がいますが、池田はその逆でやったから
そー思うだけかもしれないので、保証はデキマセーン。


―追伸― エロゲー『向日葵の教会と長い夏休み』は、ショタ小説業界で有名なさいろー氏と、この紺野氏と、藤倉氏がシナリオとの
事だったので、とりあえず問答無用で購入リスト(脳内)した次第でありますの事よ。
[PR]
by mavchizawa | 2012-07-07 13:11 | えろげー


<< アニオタとジャニオタは響きが似... おっぱいポローニャ風 >>